表彰事業

代表理事あいさつ

 NSKナカニシ財団は、2016年10月、歯学部生への奨学金支援を通じて、志高く有能な歯科医師の育成に関わり、歯科医療のさらなる発展に寄与することを目的として、株式会社ナカニシにより設立されました。以来、歯科医療の未来を担う人財の育成に貢献すべく、奨学金事業を中心に活動を展開してまいりました。

 日本は世界に先駆けて超高齢社会を迎え、人生100年時代と言われる今日、健康で豊かな生活を支えるうえで、口腔の健康の重要性はますます高まっています。私たちの命と身体は、日々、口から取り入れる食によって維持されています。口はまさに"命の入口"であり、その健康を守ることは、全身の健康を守るための第一の砦であると考えます。

 歯科医師は、口腔の健康を守る専門家として、人々のQOL(生活の質)と健康長寿を支える極めて重要な役割を担っています。当財団は、一人でも多くの、世界に通用する高い志と知識、技術を備えた歯科医師が育つことを願い、学生の皆さんが安心して学業に専念できる環境づくりに取り組んでおります。

 また、歯科医療のさらなる発展には、人財の育成に加え、研究の推進、医療機器や医療技術の進化、そして国際的な視野を持つ研究者の育成が不可欠です。こうした考えのもと、当財団は2023年8月より、研究開発支援事業および海外留学支援事業を開始し、医療機器・医療技術の発展と、次代を担う研究者の挑戦を支援しております。

 さらにこのたび、2026年7月1日、当財団は新たな事業として、歯科医学の発展に多大な貢献を果たされた方々の功績を顕彰する「NSK Blue Prize」を創設いたしました。基礎研究、臨床歯科医学、トランスレーショナル研究をはじめ、分野の枠を越えて学術的・社会的に高く評価される業績に光を当て、その成果を次世代へと継承していくことを目的としております。

 NSK Blue Prizeが、歯科医学界の未来を照らす一つの指標となり、新たな研究や臨床の挑戦が生まれる契機となることを心より願っております。優れた功績に敬意を表し、その価値を広く社会に伝えることもまた、当財団の重要な役割であると考えております。

 これからもNSKナカニシ財団は、歯科医療人財の育成、研究者の支援、医療機器・医療技術の発展、そして優れた功績の顕彰を通じて、歯科医学のさらなる発展と、人々の健康長寿、ひいてはより良い社会の実現に貢献してまいります。
 皆様の一層のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。